ちくちくと。~声に出せないほんとのところ~

私の病気のことや、趣味について書いてます。扱っている話題については基本ノンジャンルです。

社交不安障害(SAD)って?

こんばんは、ミユキです。

 

今朝、居間でテレビをつけてたら偶然「大人の人見知り」という触れ込みで社交不安障害が紹介されていました。

今日は私が患っている精神疾患のひとつである「社交不安障害」について説明してみようと思います。

 

ちなみに、社交不安障害になった経緯については以前ここに書いたので、こちらの記事をご参照ください。

 

okiagarimike.hatenablog.jp

 

↑の記事の中にもあるのですが、実際場面緘黙症を経験し発話ができるようになってからこの病気にかかる人はかなりいるそうなんです。

なので今緘黙で悩んでいる人や緘黙を経験した人には特に知っておいてほしいと思います。

それでは、私自身の勉強も兼ねて説明いきますね(笑)

症状

「社交不安障害」(SAD:Social Anxiety Disorder)とは、社会的な場面で不安や恐怖を過大に感じてしまう病気のことです。
例えば、こんな場面があなたにはありませんか?
「人と接する場面で、注目されたり、恥をかいたりするのではないかととても不安になる」
「人前で発表する時にひどく緊張して動悸がしたり、顔が赤くなったり、大量に汗をかいてしまう」
「会議や会話をしている時に遠慮してしまって自分の意見が言えず、自己主張が出来ない」

大勢の人が見ている前で何かをする、初対面の人に会うというのは誰でも緊張したり不安を感じたりするものですが、その緊張や不安が強すぎるために、人と接する場面を避けるようになったり、仕事の範囲が狭まったりと社会生活や仕事に支障を生じているなら、それは「社交不安障害」かもしれません。

社交不安障害情報サイトより)

 

要するに、社会的な場面で緊張が強すぎるあまり日常生活に支障をきたしてしまう、というわけなんですね。

単なる人見知りとの違いはここです。

 

なお、対人恐怖症なんて呼び方もありますが症状は一緒のようです。

書痙や人前で食事ができない、といった症状もこれに当てはまります。

 

 

私の場合はまさに「人前で声を出す」というのがダメで、大勢の人がいるところで大声を出したり、電話をするのが苦痛でした。

この二つの動作をするときは、自分でも何だか顔のあたりがカーっとなっていくのがわかります。

(実際に顔が赤くなってるかどうかはわからないけども)

 

なので仕事をしているときはものすごく辛かったですね...。

特に以前生命保険の営業をしていたときは電話が必須だったので本当に大変でした。

手汗が半端ないんだよ...!

よって電話をするときはタオルハンカチが欠かせませんでした。

 

人の集団に入るのもその中にいるのもダメな私としては、普通の社会人ってやっぱり一番向いてないのかもしれません(笑)

 

 

あとは学生時代の出席確認も嫌でした。

ただ名前を呼ばれたら「はい」って言えばいいだけなんですけど、その一言を言うのにどれだけドキドキしたことか...。

これは別に病気じゃなくてもシャイで大きい声を出すのが苦手な人っていると思うんですよね。

もうちょっと何とかならないんでしょうか。

 

 

私の場合他にも、

・人ごみの中に入ると気分が悪くなることがある

・テレビなどで誰かが他人を一方的に怒鳴りつける場面を見るのが苦手

・ポスターの人と目が合うのが苦手

・他人から否定されるのが怖い

・機嫌が悪い人がそばにいると体調が悪くなる

・怒鳴られたりすると過呼吸を起こしてしまう

 

なんてのがあります。

体調にもろに出てしまうのは自律神経の不調もあるんですが、発症当初に比べて悪化してしまったのはやっぱり辛いです。

過呼吸も最近はさすがになくなってきましたが、急に動機が起こったりちょっと息をするのが苦しいかな?ってなると怖くなりますね。

(しばらく動けなくなりますし)

 

これらの症状のこともあり、現在は家から外に出るときは必ず頓服の抗不安薬を飲んでいます。

事前に頓服を飲んでおくことでこれらの症状が出るのを防ぐことができるし、ある種のお守り代わりとして持ち歩くようになりました。

 

治療法

薬物療法

精神科や心療内科で行われる、ごく一般的な治療法です。

一般に、抗不安薬、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)を用いて不安や緊張といった症状を和らげます。

 

ただ、社交不安障害に限らず精神疾患の多くは薬だけ飲んでいれば治るという病気ではありません。

こういった病気の根幹にあるのはストレスなので、ストレスの元を絶つことが必要になります。

薬はあくまで対症療法であると覚えておきましょう。

 

認知行動療法

認知のゆがみ(考え方の癖)を改善し、不安や緊張をコントロールするのがこの認知行動療法です。(いわゆるカウンセリング)

こちらはクリニック併設のカウンセリング室やカウンセリング施設で行われます。

 

ただ、個人的には病院のカウンセリング室だと専門の資格を持っていない人がカウンセラーにあたることが多いので、治療費が高くてもできればカウンセリング専門の施設に行くことをおすすめします。

カウンセリング専門施設は大学院を出て臨床心理士の資格を持った人がやっているので、専門性という点においてはそっちの方が確実ですね。

 

と言っても、カウンセリングは人間同士で行うものなのでやっぱり相性が大事です。

いくら専門的な資格を持った人でも合わなければそこでストレスを感じてかえって消耗してしまうので、カウンセラーとの相性の見極めが肝心です。

 

 

さらに、同じ認知行動療法のひとつとして、あえて段階的に苦手な状況に身を置いて症状を改善させる「暴露療法」というのもあります。

ただしこれは下手をすれば悪化するリスクを伴うので一種の博打ともいえるでしょう。

自分ひとりでやろうとすると本当に悪化しかねないので、やるときは必ずカウンセラーと一緒に行いましょう。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

 社交不安障害がどういう病気なのかが少しでも伝わったらいいな、と思います。

 

私もかれこれ10年以上この症状と向き合ってきてますが、社交不安障害は本当に難しい病気です。

薬を飲むだけでは治らないし、休養を取ることで一旦は症状が軽くなりますが、社会に戻ると対人関係をはじめとしたさまざまなストレスで潰れてしまいます。

人の目を過度に気にしてしまうからこそ、社会生活が困難になってしまうんですね。

こうやって対処法を列挙してはみたものの、私自身未だにどうしたらいいのかわかりませんw

 

ですが、大切なことは「自分は自分、人は人」と思うことです。

当事者の人は他人にとって当たり前にできることが上手くできず、自分を卑下してしまうようなことがこれまでにたくさんあったと思います。

私もそうです。

 

でも、だからこそ、他人と違う視点で物事を見ることができるんじゃないかと、最近思うようになりました。

みんなが歩む道を自分も歩まなければいけないというのは間違いで、こんな自分でも他にできることはある、道は一つじゃない。

そう思うことで、生きるのがとても楽になりました。

自分の歩むべき「道」が何なのかはまだわからないけれど、うっすらとその輪郭が見えてきた気がします。

上手くいくかどうかはわからない。

でも、自分がやるべきことが少しずつ見えてきた今は生きることに少し希望が持てました。

 

生きていて壁にぶつかったら、少し物の見方を変えてみることで新たに見えてくることがあるかもしれません。

 

 

もし社交不安障害についてもっと知りたいと思ったら、 こちらの本も参考にしてみてくださいね。

(注:ちょっと古い本なので「社会不安障害」と表記されていますが、現在の名称は「社交不安障害」です)

人の目が怖い「社会不安障害」を治す本―現代人に急増する「心の病」への処方箋 (ビタミン文庫)

人の目が怖い「社会不安障害」を治す本―現代人に急増する「心の病」への処方箋 (ビタミン文庫)